■ ID | 862 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 管理型最終処分場の廃止基準に関する考察(5) Study on the standards of discontinuance for the controlled landfill sites (5) |
■ 著者 | 長森正尚
埼玉県環境科学国際センター 山田正人 (独)国立環境研究所 石垣智基 龍谷大学 小野雄策 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)廃棄物資源循環学会 |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第19回廃棄物学会研究発表会、平成20年11月19日 |
■ 抄録・要旨 | 管理型最終処分場の廃止に向けた調査のため、深度が約45mの産業廃棄物処分場内(埋立終了から約6年後)に観測井を設置し、深度方向の水分分布、温度分布及びガス組成を把握し、あわせて浸出水などの組成を調査した。
埋立終了から8年間について、浸出水のBOD値は低下が見られなかったが、ガス抜き管内のメタン及び二酸化炭素のガス濃度は変動しながら徐々に低下する傾向にあった。
約2年間の観測井調査からは、20〜30m付近に存在する難透水層の上下に保有水が貯留していることが判明した。メタンガス濃度は、浅井戸で低下傾向にあるが、深井戸では濃度低下が見られなかった。なお、二酸化炭素ガスが徐々に上昇する傾向にあった。また、層内の最高温度は45.5℃であったが、エリアによって温度分布は異なっていた。
以上の結果から、埋立層の厚い処分場において埋立廃棄物の安定化を確認するためには、場内観測井の位置や深さ及び観測井の仕立て方が重要であることが分かった。 |
■ キーワード | 埋立地、場内観測井、保有水、埋立地ガス、温度 |
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